みつばち先生のブログ

分子栄養学好き、美術好きな鍼灸師のブログ

早く治ってほしいのに、気持ちだけ焦ります

深呼吸をしてみよう

早く治らないかと焦ると、身体や心がストレスを感じ、交感神経が優位になります。身体全体が緊張して、筋肉がキュッとなって強張ります。胃腸の働きも止まり、消化液の分泌が減り、排便や排尿も止まってしまいます、さらに眉間に皺もできてしまいます。これでは栄養の消化吸収自体も難しくなってしまいます。そこで、あまり難しい事を考えずに、身体や心をリラックスして、栄養が体の隅々まで届く事をイメージしながら、深呼吸をしてみましょう。3秒吸って10秒で吐く、これだけで自律神経が徐々に整ってきますよ。焦る気持ちが出てきたら深呼吸。お手軽ですぐに出来るのでお勧めですよ。

詳しく深呼吸を知りたい方は、

白隠丹田呼吸法―『夜船閑話』の健康法に学ぶ 村木 弘昌  (著)など読まれてはいかがでしょうか。

体調を崩す日がある、高タンパクが合わないの?

元気な人でも日々波があります

 

 身体の不調を治すために、タンパク質やビタミン・ミネラルを摂っている中で、体調がすぐれない時があると、躓いた・壁にぶつかった・この治療法は私には合わないのではないかと考えます。でもちょっと立ち止まり、落ち着いて考えてください。どこにも不調がなく健康な人でも、日々体調の変化があります。人間の体は、季節によって、時間によって、気温や天候によっても変化します。

栄養による改善は、新陳代謝を促します。つまり細胞を壊して新たに作るのです。今まで古い材料で作られていた歪み(病)のある身体に新たな材料が入り、その歪みを治していきます。その時に痛みが出ることがあるのです。特に今まで低タンパクのお食事をされていた方は、最初は無理をせず、少しずつ高タンパクに移行してください。痛みを乗り越えた先にある健康な自分を想像してください。その素晴らしい自分で何がしてみたいですか?なぜその痛みを乗り越えるのか考えてみましょう。

その瞼の痙攣、マグネシウム不足かも

お仕事お疲れ様です。PCなどに向かっていると、瞼がピクピクと動き、

不快な思いをされたことはありませんか?ああ、目を使いすぎたのだなと検討をつけたりしますが、もしかしたら単純なマグネシウム不足かもしれません。

マグネシウムを考えるときにはカルシウムも同時に意識しましょう。

カルシウムとマグネシウムはお互いがシーソーのようにバランスを取って、身体で作用しています。カルシウムは筋肉を収縮する作用があり、マグネシウムは弛緩する作用があります。

さて、この二つを頭に入れたところで、瞼のピクピクはなぜ起こるのか考えてみましょう。ピクピクしているということは、瞼の筋肉が必要以上に収縮をしているということです。収縮はカルシウムの役割でしたので、どうやらカルシウムが過多になっているか、マグネシウムが不足しているようです。

この場合、カルシウムの豊富な食材を一旦控え、マグネシウムの豊富な食材を口にするようにしましょう。カルシウムの豊富な食材は牛乳、チーズ、などの乳製品があげられます。マグネシウムが豊富な食材は、あおさ等の海藻類にがり、ミネラルウォーターではゲロルシュタイナーなどがあります。

にがりは飲み物に数滴垂らしても良いですし、味噌汁に入れても違和感はありません。

マグネシウム不足がひどい場合は、手っ取り早くサプリメントを飲むのもお勧めです。

マグネシウムには種類があり、各々吸収率が違います。一番手に入りやすい酸化マグネシウムは吸収率がとても低くお勧めできません。できればキレート加工されているものを選びましょう。グリシンマグネシウムは体感が良いのでお勧めです。

 

プロテインとビタミン始めたけれど効果がでない・・・

すぐに効果はない、身体の各部位の代謝速度による

 

栄養は薬ではありません。何かの症状を抑えるという働きではなく、身体の細胞を新陳代謝で入れ替えながら、良い状態に作り替えていくのです。つまり各臓器の代謝サイクルにより、かかる時間が異なるのです。

胃の粘膜は3日~9日程で代謝されますが、筋肉や気管は2か月程かかります。骨に至っては2年半~3年かかります。ご自身の治りたい部分の代謝サイクルを頭に入れておくと、早く治らないかと、焦る気持ちが少し和らぎますね。

 

人体の細胞更新速度

 

脳    :早い細胞は1ヶ月で約40%、遅い細胞は約1年で全て入れ替わる。

胃の粘膜 :約3日で全て入れ替わる。

腸の微絨毛:約1日で全て入れ替わる。

肝臓   :早い細胞は1ヶ月で約96%、遅い細胞は約1年で全て入れ替わる。

腎臓   :早い細胞は1ヶ月で約90%、遅い細胞は約1年で全て入れ替わる。

筋肉   :早い細胞は1ヶ月で約60%、遅い細胞は約200日で全て入れ替わる。

皮膚   :約1ヶ月で全て入れ替わる。

血液   :4.5~5.0リットルの血液は100~120日間で全て入れ替わる。

骨    :幼児期は約1年半、成長期は約2年未満、成人は約2年半、70歳以上は約3年で全て入れ替わる。

肌    :10歳代で約 20日周期、

      20歳代で約 28日周期、

      30歳代で約 40日周期、

      40歳代で約 55日周期、

      50歳代で約 75日周期、

      60歳代で約100日周期で全て入れ替わる。

 

肌=表皮 皮膚=表皮と真皮と皮下組織の三つ

 

https://sites.google.com/site/jinntainosaiboukousinnsokudo/ より引用

糖質制限が辛そうだけれど・・・

 

制限ではなく、タンパク質を増やすと考えて

 

身体を治していくうえで、糖質を制限し身体の炎症を抑える事も大事ですが、高タンパクを意識する方が上手くいきます。何かを止めると意識するより、何かを増やす・優先順位を替える方がはるかに楽に実践できます。ご飯やパンを止めようと思いすぎるよりも、肉や卵を増やしてみようと意識する方が実践しやすいのです。

まずは、毎食卵を一つ足ししてみましょう。それに慣れてきたら肉や卵を食事の中心としてみましょう。食べられる量には限界がありますので、ご飯やパンや麺類でお腹を膨らませるのではなく、肉や卵と少量の野菜でお腹を満たしていきましょう。

また野菜は大事ですが、ひとの身体は野菜では出来ていませんので、大量の野菜でお腹を満たしてはいけませんよ。

和食は健康的じゃないんですか?

そうともかぎりません、タンパク質量に注目しましょう

 

 では、一般的な日本の食事を思い描いて下さい。ご飯・味噌汁・焼き魚・野菜の小鉢 こういった具合ではないでしょうか。この中でタンパク質はどれでしょう、味噌汁は具材によりますが、ここではっきりとタンパク質として挙げられるのは、焼き魚だけです。焼き魚のプロテインスコア※1は、シャケなら66です。鶏卵がスコア100、牛肉がスコア79ですので、案外低いことが分かります。

こういった食事では低タンパク質になりがちなので、味噌汁に落とし卵をするなどの工夫をすると、一日のタンパク質量が増えていきます。

卵や、肉などの高タンパク食品の、100g中のタンパク質量を頭に入れておくと毎日どれだけタンパク質がとれているのか大まかに把握できます。

卵1個でタンパク質6g、肉の重量100gでタンパク質量11gなどです。注意したいのでは、肉や卵の重量がそのまま摂取したタンパク質量にはならないことです。100gのお肉を食べたから100gのタンパク質が摂れるわけではありません。

 

1プロテインスコアとは、食品中のたんぱく質の品質を評価するための指標である。1957年にFAOによって提示された。プロテインスコアは、卵および牛乳のアミノ酸組成から導かれている。 ウィキペディアより

果物でビタミンは摂れるの?

        果物でビタミンは摂れるのか?なぜサプリメントなの?

 

 果物を食べていればビタミンが摂れそうですね、でも残念ながら、現在の食べやすく品種改良された果物ではビタミンの含有量が非常に少なくなっています。果物を食べるときにもう一つ注意したいことがあります。それは果糖です。糖とタンパク質・脂質が結び付くと糖化反応がおこります。これらをメイラード反応といい、シミや体の不調の原因にもなります。

最近の果物はビタミン量が減り、糖度が高くなっています。お菓子を食べていることと何ら変わらないのです。みかん1つで糖質量12g、ビタミンは33mgです。

1日に必要なビタミンC量は人により様々ですが、10g前後必要な方が多いです。毎日みかん30個も食べられないですし、糖質量360gは摂りたくないですね。また果糖の糖化作用はブドウ糖の約10倍も強力なのです。ですから健康維持のためにビタミンC摂取をされるなら、サプリメントで摂ることをお勧めします。