みつばち先生のブログ

分子栄養学好き、美術好きな鍼灸師のブログ

オフィスにずっといると、日光浴不足になる(冬季うつなど)

冬場になると段々やる気不足になってきて、仕事の能率も落ちてしまいます。また厳冬地なので冬はなかなか散歩での日光浴もしづらく、日常的に行える良い方法がないかと探しています。栄養で何か解決策はないでしょうか?

(30代デザイナー)

 

窓際なのでそこそこ日に当たっているかと思いますが、冬にメンタルが落ちやすいので日照時間、大切だと思います。とくにクリエイター、朝寝坊が多いので知らず知らずに不足してそうです。

(30代、エディトリアルデザイナー)

 

 厚生労働省「平成21年度国民健康・栄養調査報告」のよると、多くの日本人は慢性的にビタミンDが不足していると報告があります。ビタミンDは太陽光を浴びて皮膚で合成されます。日頃オフィスでお仕事をされているなら、慢性的なビタミンD不足の可能性があります。紫外線には、A波、B波、C波があります。このうちビタミンDの合成に必要なのはB波です。B波は窓ガラスを通過できません。そのため、オフィスの窓越しでの日光浴は効果が薄いでしょう。ビタミンDを合成するには、太陽光に直接浴びるために外へ出る必要があります。

また冬季に筋力が低くなったように感じることがあれば、ビタミンDの不足を疑ってください。特に高緯度地域に住まわれている場合は要注意です。(参考 藤川 徳美先生FB 2017年6月15日  記事より)

 

 

ビタミンDには、風邪予防・喘息予防・花粉症予防・肥満予防・骨粗しょう症・しわ予防に効果が期待できるんですよ。厳しい夏の時期を除いては日焼け止めを控えてみましょう。日焼け止めをして、ビタミンDが合成されずに、風邪や喘息・肥満になっては本末転倒です。またビタミンDの豊富な食材の一つに「しいたけ」があげられます。「しいたけ粉」も簡単に手に入るので日々の食事にダシとして活用してはいかがでしょうか。また、すでに喘息など症状が出ている場合は、しいたけのビタミンD含有量ではとても追いつきませんので、サプリの使用をお勧めします。Abram Hofferの著書「Orthomolecular Medicine For Everyone」では喘息、花粉症には、A50,000IU、D20,000IUと紹介されています。

 

また、高容量のビタミンDを飲まれるのでしたら、ビタミンKの欠乏を防ぐために、ビタミンKを併せて飲む事をお勧めします。具体的にはビタミンK2のMk‐7がお勧めです。

水野雅登医師によると、ビタミンDを1日3万IU以上摂るならば、ビタミンK2のMK-7で600mcgが必須、ビタミンD3を5000IUまでならビタミンKは不要とのことです。

 

不足が疑われるもの

ビタミンD

 

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